72AM95|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
デジタル撮影システム A と B のデジタル特性曲線を図に示す。 システムの特性として正しいのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
デジタル特性曲線の勾配をグラディエントと画像コントラスト、入力軸幅をダイナミックレンジに対応させます。
解説
公式グラフではAは原点から比露光量対数約3で画素値1,000へ達す急勾配、Bは約4で達す緩勾配です。同じ被写体が作る入力露光差に対する出力画素値差は勾配の大きいAが大きく、画像コントラストはAが高くなります。
選択肢の確認
1
1.MTF は A の方が高い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 特性曲線が表すのは露光量と画素値の入出力特性であり、空間周波の伝達を示すMTFのA・B差はこの図から判定できません。
2
2.X 線コントラストは B の方が高い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 X線コントラストは被写体の減弱差と撮影線質で決まり、受像システムBの特性曲線が緩いことで高くはなりません。
3
3.ダイナミックレンジは A の方が広い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 同じ出力範囲を覆う入力対数範囲はAが約3、Bが約4で、ダイナミックレンジはBの方が広いと読めます。
4
4.比露光量の対数が 2.0 の時のグラディエントは B の方が高い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 対数露光量2.0付近でも破線Aの勾配が実線Bより大きく、グラディエントが高いのはAです。
5
5.同じ被検体を撮影した場合の画像コントラストは A の方が高い。
判定:正答(記述は正しい)。 被写体が与える同じ対数露光量差に対し、勾配の大きいAはより大きな画素値差を出力するため画像コントラストが高くなります。
覚えるポイント
- 特性曲線の勾配大=グラディエント大=画像コントラスト高です。
- 同じ出力幅へより広い入力範囲を割り当てる緩勾配系はダイナミックレンジが広いと読みます。
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