72PM20|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
右上腹部の超音波像を別に示す。 正しいのはどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
右上腹部像で肝、右腎、肝腎間隙を識別し、肝病変の内部エコーと後方所見を実像から読みます。
解説
画像では肝右葉の尾側に右腎が見え、その間のMorrison窩に無エコーの液体貯留はありません。肝内には約1.4×0.7 cmの低エコー病変がありますが、完全な無エコーではなく内部エコーを含み、明瞭な後方音響陰影もありません。
選択肢の確認
1
1.脂肪肝である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 脂肪肝では肝実質のびまん性高エコー、肝腎コントラスト増強、深部減衰を示しますが、本像でその組合せは明らかではありません。
2
2.腎臓に腫瘤を認める。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 右腎の輪郭、腎実質、中心エコーは保たれ、局所的な腎腫瘤は認めません。
3
3.腹水は認められない。
判定:正答(記述は正しい)。 肝下縁と右腎上極の間に帯状・三角形の無エコー領域がなく、Morrison窩の腹水は認めません。
4
4.肝臓の腫瘤は無エコーである。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 肝内病変は低エコーですが、内部に微小エコーを含み、液体囊胞のような完全無エコーではありません。
5
5.肝臓の腫瘤には音響陰影が認められる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 石灰化やガスの後方に見られる帯状の無エコー欠損がなく、病変に明瞭な音響陰影はありません。
覚えるポイント
- FASTの右上腹部では肝腎間隙(Morrison窩)の無エコー帯を探します。
- 低エコーと無エコーを区別し、後方増強・陰影も個別に確認します。
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