72PM65|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射線の人体への影響で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
組織反応のしきい値、GyとSv、組織加重係数、年齢依存性、潜伏期を区別します。
解説
確定的影響(組織反応)には通常しきい線量があり、しきい値以上で線量とともに重篤度が増します。等価線量と実効線量の単位はSvです。組織加重係数は放射線防護上の確率的影響への相対的寄与を表し、生殖腺は皮膚より大きい値です。
選択肢の確認
1
1.確定的影響にはしきい値がない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 確定的影響にはしきい値があり、発生確率をしきい値なしで扱うのは発がん・遺伝性影響などの確率的影響です。
2
2.等価線量の単位には Gy が用いられる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 等価線量は吸収線量に放射線加重係数を掛けた量で単位はSv、Gyは吸収線量の単位です。
3
3.組織加重係数は生殖腺の方が皮膚より高い。
判定:正答(記述は正しい)。 ICRPの組織加重係数は生殖腺が皮膚より高く、確率的影響の全身リスクへの寄与が大きいことを表します。
4
4.被ばく時年齢は乳癌の発症リスクに影響しない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 放射線誘発乳癌の過剰リスクは被ばく時年齢に依存し、若年時の被ばくでより高くなります。
5
5.被ばくから固形がん発生までの平均期間は5年程度である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 固形がんは白血病より長い潜伏期を持ち、被ばく後約5年が平均とはいえず、何十年にもわたって過剰リスクが観察されます。
覚えるポイント
- 組織反応=しきい値あり、吸収線量=Gy、等価・実効線量=Svです。
- 組織加重係数は組織の放射線感受性そのものではなく、全身の確率的影響リスクへの寄与です。
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