73PM6|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
X 線管の X 線強度について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
X線管のヒール効果、焦点外X線、ターゲット構造と濾過を整理します。
解説
陽極ヒール効果により、ターゲット内の通過距離が長い陽極側でX線強度は弱くなります。放射口の付加フィルタは低エネルギー成分を除き、線質と線束強度の分布を整えるため、X線強度の均等性を向上させます。
選択肢の確認
1
1.X 線強度は陰極方向ほど低下する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 X線強度は陰極側ほど高く、ターゲット内で自己吸収が大きい陽極側ほど低下します。
2
2.管電圧が低いほど焦点外 X 線は多くなる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 管電圧が高いほど反跳電子が広がり、焦点外X線が増える方向です。
3
3.X 線診断領域では透過形ターゲットが主に用いられる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 診断用X線管では陽極表面からX線を取り出す反射形ターゲットが主です。
4
4.X 線放射口にフィルタを付加すると X 線強度の均等性が向上する。
判定:正答(記述は正しい)。 付加濾過は低エネルギーX線を減らし、線束内の強度分布を整えて均等性を改善します。
5
5.ターゲット角度を小さくすると X 線撮影の利用可能な放射角度が大きくな
る。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ターゲット角度を小さくすると実効焦点は小さくなる一方、利用できる照射野角は狭くなります。
覚えるポイント
- ヒール効果では陰極側が強く、陽極側が弱くなります。
- ターゲット角度を小さくすると実効焦点と利用照射野の両方が小さくなります。
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