73PM81|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
ウェル型NaI(Tl)検出器による放射能測定について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ウェル型NaI(Tl)検出器の幾何学依存性と、波高分布から計数窓を設定する方法を確認します。
解説
ウェル型NaI(Tl)シンチレーション検出器は試料を井戸状結晶内へ置き、主にγ線・X線を高効率で測定します。検出効率は試料位置、容器、液量・体積に依存するため条件をそろえます。得られたパルス波高分布で目的核種の光電ピークに関心領域を設定し、その窓内の計数値を求めます。
選択肢の確認
1
1.測定位置依存性がない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 井戸内の深さや中心からのずれで立体角と吸収条件が変わるため、測定位置依存性があります。
2
2.気体状の試料の放射能測定に用いる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 通常はバイアル等に入れた液体試料を測り、気体状試料をそのまま測定する標準装置ではありません。
3
3.検出効率は試料の体積には依存しない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 試料体積が変わると幾何学効率と自己吸収が変わるため、検出効率は体積に依存します。
4
4.パルス波高分布のデータをもとに、計数値を決定する。
判定:正答(記述は正しい)。 波高分布から目的ピークの計数領域を定め、バックグラウンド等を考慮して計数値を決定します。
5
5.放出β線のエネルギーを含む波高弁別レベルを設定する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 NaI(Tl)ではβ線そのもののエネルギー窓ではなく、核種が放出するγ線・X線の光電ピークを含む波高弁別窓を設定します。
覚えるポイント
- ウェル型NaI(Tl)は試料位置・容器・体積を統一します。
- 目的γ線の光電ピークに計数窓を設定します。
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