74AM8|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
CR 装置で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
CRの輝尽性蛍光体、読み出し光、画素寸法、フェーディング、両面集光の関係を確認します。
解説
CRのイメージングプレートはX線エネルギーを準安定状態へ蓄積し、約600 nm台の赤色レーザーで刺激すると約400 nmの青紫色の輝尽発光を生じます。乳房撮影用では微細構造を描出するため約50 μm級の画素が用いられます。潜像は撮影後の時間経過で減衰するフェーディングを起こします。支持体の両側から発光を集める両面集光方式は、片面方式より光利用効率を高め、SNR改善に寄与します。
選択肢の確認
1
1.ダイナミックレンジは FPD よりも狭い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 CRは広い露光ラチチュードを持ち、FPDより一律にダイナミックレンジが狭いとはいえません。
2
2.輝尽励起光の波長は 400 nm 程度である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 約400 nmは主に輝尽発光の波長です。励起には約633 nmなどの赤色レーザーを用います。
3
3.乳房撮影用の画素サイズは 100 μm 程度である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 乳房撮影用CRは微小石灰化を描出するため約50 μm級で、100 μmは一般撮影系に近い寸法です。
4
4.フェーディング現象は輝尽発光量に影響しない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 フェーディングでは捕獲されたエネルギーが時間とともに失われるため、読み出される輝尽発光量は低下します。
5
5.両面集光方式は片面集光方式よりも輝尽発光の集光効率が高い。
判定:正答(記述は正しい)。 両面から輝尽発光を集光すれば検出できる光子数が増え、片面集光より集光効率が高くなります。
覚えるポイント
- CRは赤色光で刺激し、青紫色の輝尽発光を読み取ります。
- 乳房用は約50 μm級、フェーディングは潜像・発光量を減らし、両面集光は光利用効率を上げます。
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