113AM019第113回 看護師国家試験 過去問

膝蓋腱反射の低下で疑われる病態はどれか。

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正解: 1

正答

1.脚気 beriberi

この問題のポイント

腱反射の低下は、末梢神経障害を示す重要な臨床所見です。特にビタミンB1(チアミン)欠乏による脚気では、末梢神経に進行性の障害が生じ、膝蓋腱反射の減弱または消失が顕在化します。他のビタミン欠乏症との区別が鍵であり、各疾患の主な臨床症状を理解することで、正確な診断が可能になります。

解説

膝蓋腱反射は大腿四頭筋を支配するL2〜L4の神経由来の反射で、末梢神経に障害が生じると低下します。脚気(ビタミンB1欠乏)は、末梢神経に影響を及ぼし、特に下肢の腱反射が減弱されることが特徴です。アルコール摂取や偏食、長期的な栄養不足が原因で発生し、筋力低下、しびれ、そして心不全(湿性脚気)を併発することがあります。この反射の低下は、末梢神経障害の初期兆候として重要です。

選択肢の確認

1.脚 気 beriberi:ビタミンB1欠乏により末梢神経障害を来し、膝蓋腱反射の低下が確認される。正解。
2.壊血病 scurvy:ビタミンC欠乏で歯肉出血、皮下出血が主症状。腱反射の低下とは無関係。
3.くる病 rickets:骨の石灰化障害でO脚、X脚、肋骨変形が特徴。腱反射の変化は認めない。
4.夜盲症 night blindness:ビタミンA欠乏で暗所視力低下。神経系や筋肉への影響なし。

覚えるポイント

「B1欠乏=脚気=腱反射低下」を記憶し、他のビタミン欠乏症(C、D、A)の代表症状と対比することで、診断の精度を高めましょう。特に、末梢神経に影響を与える疾患では、反射の変化が重要な診断ヒントになります。

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