114AM027|第114回 看護師国家試験 過去問
規則的な日常生活を送っている成人で、血中濃度が1日のうち起床時に最も高く なるのはどれか。
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正解: 2
正答
2.コルチゾール
この問題のポイント
成人の体内に存在するホルモンの日内変動(概日リズム)を理解することで、起床時の血中濃度ピークを正しく判断できる。特に、起床時が最も高いとされるホルモンはコルチゾールであり、これは身体の活動準備に重要な役割を果たす。
解説
コルチゾールは副腎皮質から分泌され、早朝(午前6〜8時頃)に血中濃度が最も高く、午後以降は徐々に低下し、入眠直後には最低値となる。このリズムは視床下部から出る信号によって制御され、活動を始める前に血糖値を維持し、エネルギー代謝を準備するための生理的メカニズムとして機能している。起床後30分ほどでピークに達することが知られており、この「コルチゾール覚醒反応」は日常生活のリズムと密接に関連している。
選択肢の確認
1.アドレナリン:ストレスや運動時に急上昇するが、起床時とは関係なく、日中の活動時帯にピーク。
2.コルチゾール:起床前後で最高値を示し、典型的な概日リズムを持つ。
3.成長ホルモン:深い睡眠中(特に入眠直後)にピークを迎えるため、起床時には濃度が低い。
4.メラトニン:夜間(特に午前2〜4時)に分泌され、光刺激で低下するため、起床時には濃度が最も低い。
覚えるポイント
「起床時最高=コルチゾール」という基本パターンを暗記。睡眠中のホルモン(成長ホルモン、メラトニン)は夜間ピーク、活動準備のホルモン(コルチゾール)は朝にピーク。このリズムの理解は、患者の生活リズムや睡眠障害、代謝異常との関連でも重要。