42PM29|第42回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
医用材料の血液接触面に施されるヘパリンコーティングについて誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
血液と接触する医用材料にヘパリンを固定する目的と方法を問う問題です。ヘパリンは一般に動物組織を由来とする生物由来成分で,「非生物由来」とする記述が誤りです。
解説
ヘパリンはアンチトロンビンの作用を増強し,トロンビンや第Xa因子などの血液凝固因子を抑制します。これを人工心肺回路やカテーテルなどの血液接触面に固定すると,材料表面での血栓形成を抑えられます。
プラスチック部材にも加工でき,固定方法には共有結合などがあります。表面処理は抗血栓性を高めますが,回路全体の抗凝固管理が不要という意味ではありません。
選択肢の確認
1.コーティング材は非生物由来である。
正答。記述としては誤り。
ヘパリンは一般にブタ腸粘膜などの動物組織に由来するため,生物由来です。
2.プラスチック製部材に使用できる。
記述としては正しい。
血液回路,カテーテル,人工肺などの高分子材料表面にヘパリンを固定できます。
3.定着方法に共有結合方式がある。
記述としては正しい。
ヘパリン分子を表面に共有結合させる固定方式が用いられます。
4.血液凝固系に作用する。
記述としては正しい。
アンチトロンビンを介して凝固因子の活性を抑えます。
5.抗血栓性を発現する。
記述としては正しい。
血液接触面で凝固反応を抑え,血栓をできにくくすることがコーティングの目的です。
覚えるポイント
- ヘパリンは生物由来の抗凝固成分である。
- ヘパリンコーティングは血液接触面の抗血栓性を高める。
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