42PM4|第42回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図は意識消失を起こした患者のモニタ心電図(Ⅱ誘導)である。所見として誤っているのはどれか。ただし,記録は標準紙送り速さ(25 mm/s)である。

解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
モニタ心電図で,基線の細かい揺れ,P波の有無,R-R間隔,QRS波の形を順番に見ます。図は心房細動に適合する所見を示しますが,異常Q波は認めません。
解説
画像では,各QRS波の間に規則的なP波がなく,基線に細かな**f波(細動波)**が続いています。R-R間隔も一定ではありません。これらは心房細動の代表的所見です。
紙送り速度25 mm/sでは,小マス1 mmが0.04秒,大マス5 mmが0.2秒です。図のQRS波の間隔は長く,心室応答は遅いため徐脈と判断できます。QRSの初期に幅広く深い陰性波はなく,異常Q波の出現という記述が誤りです。
図で見るポイント
基線のf波,P波の消失,R-R間隔の不整,心室レートの順に確認します。
選択肢の確認
1.徐脈
記述としては正しい。
R-R間隔が長く,標準紙送り速度で読むと心室レートは60回/分未満です。
2.f 波(細動波)の出現
記述としては正しい。
基線に連続する細かな揺れがあり,心房細動のf波に合致します。
3.P 波の消失
記述としては正しい。
各QRS波に先行する一定形のP波は確認できません。
4.異常 Q 波の出現
正答。記述としては誤り。
図のQRS波に病的な幅と深さをもつ異常Q波は認めません。
5.R-R 間隔の不整
記述としては正しい。
隣り合うR波の間隔は一定でなく,心房細動の「絶対性不整」を示します。
覚えるポイント
- 心房細動はP波消失,f波,R-R間隔不整が基本である。
- 25 mm/sでは小マス0.04秒,大マス0.2秒である。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。