43PM35|第43回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造実際的知識/原理・構造

電気メスで誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

電気メスの切開・凝固波形と、メス先・対極板の電流密度を比較します。

解説

モノポーラ電気メスでは同じ電流がメス先と対極板を通りますが、メス先は接触面積が小さいため電流密度が高く組織を加熱します。対極板は広い面積で電流密度を下げ、熱傷を防ぎます。

電流密度で考える
電流密度は電流を接触面積で割った値です。対極板が浮いたり折れたりして実効接触面積が減ると、その部分の電流密度が上がって熱傷につながります。切開は連続性の高い波形で急速加熱・蒸散を起こし、凝固は休止を含むバースト波で止血作用を得ます。

ひっかけポイント
問題文は「誤っているもの」を求めています。正答番号は誤った記述で、残る4つは記述として正しいことを確認します。

選択肢の確認

1.生体接触部の電流密度はメス先電極より対極板のほうが高い。
正答。記述としては誤り。
記述どおりではなく、電流密度は小面積のメス先電極で高く、広い対極板で低くなります。

2.凝固モードの出力波形はバースト波である。
記述としては正しい。
凝固モードは休止を含む減衰性のバースト波を用い、クレストファクタが高い波形です。

3.モノポーラ電極は対極板が必要である。
記述としては正しい。
モノポーラ方式では患者を通った電流を回収する対極板が必要です。

4.切開モードの出力波形は連続波である。
記述としては正しい。
切開モードは比較的連続した高周波波形を用います。

5.切開の原理は細胞の蒸気爆発である。
記述としては正しい。
切開では急速加熱で細胞内水分が気化し、蒸気圧で組織が破裂・分離します。

覚えるポイント

メス先は小面積・高電流密度、対極板は大面積・低電流密度です。

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