44AM43第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用画像診断/X線・CT・透視

胸部 X 線撮影で息止めをする理由はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、胸部X線撮影で息止めを行う目的が問われています。

息止めをする主な理由は、呼吸による胸部や肺の動きを抑え、画像のぶれを少なくするためです。

解説

胸部X線撮影では、肺、心臓、横隔膜、肋骨などの陰影を評価します。

撮影中に呼吸で肺や横隔膜が動くと、画像にぶれが生じ、肺野や心陰影、横隔膜の輪郭が不鮮明になります。そのため、撮影の瞬間に息止めをしてもらい、肺の動きを抑制します。

一般的な胸部X線正面撮影では、深吸気で息を止めて撮影します。深吸気により肺がよく広がり、横隔膜は下がり、肺野を観察しやすくなります。ただし、この問題で問われている「息止めをする理由」として最も直接的なのは、肺の動きを抑制することです。

心拍数を下げたり、酸素飽和度を上げたりすることが目的ではありません。また、気管支の気流を抑えることが主目的でもありません。

ひっかけポイント
胸部X線では深吸気で撮影するため、横隔膜の位置も関係します。しかし、息止めそのものの目的は、撮影中の動きを止めて画像のぶれを防ぐことです。

選択肢の確認

1.横隔膜を上げる。
誤り。
胸部X線撮影では、一般に深吸気で息止めを行うため、横隔膜はむしろ下がります。横隔膜を上げることが息止めの目的ではありません。

2.肺の動きを抑制する。
正しい。
息止めをすることで、呼吸による肺や横隔膜の動きを抑え、画像のぶれを防ぎます。胸部X線撮影で息止めを行う最も直接的な理由です。

3.心拍数を低下させる。
誤り。
息止めの目的は心拍数を下げることではありません。胸部X線撮影では、短時間で撮影するため、呼吸性の動きを抑えることが重要です。

4.酸素飽和度を上げる。
誤り。
息止めによって酸素飽和度を上げることが目的ではありません。長く息を止めれば酸素飽和度が低下する可能性もあります。撮影時の目的は画像のぶれ防止です。

5.気管支の気流を抑制する。
誤り。
息止めにより気流は止まりますが、胸部X線撮影で息止めをする主目的は気流そのものの抑制ではありません。肺や横隔膜の動きを抑え、鮮明な画像を得ることが目的です。

覚えるポイント

  • 胸部X線撮影では、撮影中の呼吸性の動きを抑えるために息止めします。
  • 呼吸で肺や横隔膜が動くと画像がぶれます。
  • 一般的な胸部X線正面撮影では、深吸気で息止めして撮影します。
  • 深吸気では横隔膜は下がり、肺野が広がります。
  • 息止めの目的は、心拍数や酸素飽和度の変化ではなく、画像のぶれ防止です。
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