19PM062|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
レビー小体認知症でみられないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
レビー小体型認知症では、認知機能の変動、具体的で反復する幻視、レム睡眠行動異常、パーキンソニズムが中核的で、妄想や視空間・視覚構成障害もみられる。常同行動は前頭側頭型認知症により特徴的である。
解説
レビー小体型認知症では初期から注意・遂行機能や視知覚が障害され、複雑な図形の構成も不良になりやすい。記憶障害は存在するが、初期には記憶より視空間・注意障害が目立つ場合がある。人物や動物の鮮明な幻視、それに関連した妄想、抗精神病薬への過敏性、自律神経症状も診断上重要である。決まった道を反復する、同じ動作や言葉を繰り返すといった常同行動は、行動障害型前頭側頭型認知症の早期症状として典型的である。
選択肢の確認
1.幻視:みられる。具体的で詳細な人物・動物などの反復性幻視が代表症状である。
2.妄想:みられる。誤認妄想や幻視に伴う被害的解釈などが生じ得る。
3.記憶障害:みられる。初期に突出しない場合もあるが進行とともに明らかになる。
4.常同行動:みられないものとして正答。前頭側頭型認知症により特徴的な反復行動である。
5.視覚構成障害:みられる。視空間認知障害のため図形模写や構成課題が不良になる。
覚えるポイント
DLBは「変動・幻視・REM睡眠行動異常・パーキンソニズム」と早期の視空間障害。常同行動は前頭側頭型を示唆する。