19PM063|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
記憶障害のリハビリテーションとして適切でないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
プリズム順応は視野を横にずらすプリズム眼鏡を装着して到達運動を反復し、半側空間無視の方向性注意を改善する方法である。記憶障害を直接補償・訓練する方法ではない。
解説
記憶障害の支援では、手帳、予定表、ラベル、物品の定位置化など環境・外的補助手段を整える。間隔伸張法は正しい想起ができた後の再生間隔を徐々に伸ばし、必要情報の保持を促す。誤りなし学習は推測による誤反応を避け、最初から正答を学習させるため、誤りを修正しにくい重い記憶障害にも用いられる。グループ訓練は代償手段の実践、自己理解、相互支援を生活場面に近い形で行える。プリズム順応だけは注意・空間認知障害への手法である。
選択肢の確認
1.環境調整:適切。手がかりの掲示や定位置化により想起負担と失敗を減らす。
2.間隔伸張法:適切。正答を想起する時間間隔を段階的に長くして学習を促す。
3.グループ訓練:適切。補助手段の使用や対処法を対人的・実践的状況で練習できる。
4.プリズム順応:不適切。視覚座標を変位させる半側空間無視の治療法である。
5.誤りなし学習法:適切。誤反応を形成させず正しい手続・情報を反復学習する。
覚えるポイント
記憶支援は「外的補助・環境調整・誤りなし学習・間隔伸張」。プリズム順応は半側空間無視と結び付ける。