19PM067|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
7歳3か月の男児。検査結果から除外できる障害はどれか。【別図あり】 a.知的障害 b.算数障害 c.発達性読み書き障害 d.特異的言語発達障害 e.自閉症スペクトラム障害

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
図のWISC-IVでは全検査IQが94で全般的知的水準は平均域、K-ABCの算数関連成績も年齢相応である。したがって、この検査結果から知的障害aと算数障害bは除外できる。
解説
知的障害の判断には知的機能と適応機能を総合するが、少なくともFSIQ 94という結果は有意な全般的知的機能低下を支持しない。指標には言語理解82と知覚推理111の差があり、認知プロフィールの凹凸はあるものの、ワーキングメモリ104、処理速度104も平均域である。学習検査では計算・算数が年齢水準に保たれており、選択的な算数学習の著しい低下は示されない。一方、読み書き、言語発達、社会的コミュニケーションの診断には各領域の追加検査・発達歴・行動観察が必要で、この図だけでは除外できない。
選択肢の確認
1.a,b:正しい。a知的障害は平均FSIQ、b算数障害は保たれた算数成績から除外できる。
2.a,e:誤り。aは除外できるが、e自閉症スペクトラム障害はIQプロフィールだけで除外できない。
3.b,c:誤り。b算数障害は除外できるが、c発達性読み書き障害には読み書き資料がさらに必要である。
4.c,d:誤り。c読み書き障害もd特異的言語発達障害も領域別検査なしには除外できない。
5.d,e:誤り。d言語発達とe社会的コミュニケーションはこの知能・算数結果だけで判断できない。
覚えるポイント
平均IQは知的障害を、年齢相応の算数成績は算数障害を否定する材料。未測定領域まで除外しない。