20AM013|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
電気眼振計で記録する検査でないのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
電気眼振計は眼球運動に伴う角膜網膜電位の変化を記録する装置です。眼振や追跡・急速眼球運動を測る検査には使えますが、身体の偏倚を見る足踏み検査そのものは記録対象ではありません。
解説
電気眼振図検査では、眼球を一つの電気双極子として捉え、眼球運動に伴う皮膚電極間の電位差を時間波形として記録します。温度刺激検査は外耳道への温水・冷水刺激で前庭眼反射による眼振を誘発し、その緩徐相速度などを記録します。視標追跡検査は滑動性眼球運動、視運動性眼振検査は動く多数の視標に対する緩徐相と急速相、二点交互注視検査はサッカードの潜時・速度・正確性を評価するため、いずれも眼球運動記録が適します。足踏み検査は閉眼でその場足踏みを行い、身体の回転角や移動を観察する偏倚検査で、通常の主記録は眼振図ではありません。
選択肢の確認
1.「足踏み検査」は身体偏倚を観察する検査であり、電気眼振計で眼球運動を記録する検査ではないため正答です。
2.「温度刺激検査」は誘発される眼振を電気眼振計で定量的に記録できます。
3.「視標追跡検査」は視標を滑らかに追う眼球運動の波形を記録して評価します。
4.「視運動性眼振検査」は反復する視覚刺激に対する眼振の緩徐相・急速相を記録します。
5.「二点交互注視検査」は二点間のサッカードを記録し、測定過大・過小などを調べます。
覚えるポイント
ENGは「眼が動く検査」を記録します。温度刺激、追跡、視運動性眼振、サッカードは対象ですが、足踏み検査は身体の回転・偏倚を測る検査です。