20AM050第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

リハ医学

ICF(国際生活機能分類)について誤っているのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

ICFの心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子へ具体例を振り分けます。公式正答は(5)で、ライフスタイルは本人固有の背景である個人因子です。ただし肢2の表現には、厳密なICF分類上の注意点があります。

解説

ICFでは生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加から捉え、それらと環境因子・個人因子の相互作用を考えます。年齢、性別、生活歴、習慣・ライフスタイルなどは個人因子です。環境因子は家族の支援、物理的環境、制度、社会的態度、福祉用具など本人の外部にある促進因子・阻害因子です。調理は課題・行為の遂行なので活動、ストレスに関係する情動・精神状態は心身機能として捉えます。本問の公式採点では、肢2の腕の痛みを「心身機能・身体構造」という心身レベルの例として正しい扱いにしています。一方、ICFコードを厳密に区別すると、痛みは身体構造(s)ではなく「痛みの感覚」b280という心身機能(b)です。部位としての腕の構造と、そこで感じる痛みという機能を混同しないことが重要です。

選択肢の確認

1.「年齢は個人因子」は本人固有の背景情報であり正しい分類です。
2.「腕の痛みは身体構造に含まれる」は本問では正しい扱いです。ただし厳密なICFコードでは、痛みは身体構造でなく心身機能のb280に分類されます。
3.「調理は活動に含まれる」は生活上の課題遂行であり正しいです。
4.「ストレスは心身機能に含まれる」は情動・精神機能の状態として扱うため正しいです。
5.「ライフスタイルは環境因子に含まれる」は誤りで、ライフスタイルは個人因子です。

覚えるポイント

環境因子は本人の外側、個人因子は年齢・経験・習慣・ライフスタイルなど本人側の背景です。本問は公式どおり(5)を選びますが、厳密には痛み=心身機能(b280)であり、身体構造(s)ではありません。

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