20PM019|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
三叉神経支配なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
咀嚼筋を支配する三叉神経と、表情筋を支配する顔面神経を区別します。側頭筋は咀嚼筋で、三叉神経第3枝の下顎神経支配です。
解説
三叉神経は顔面感覚を担うほか、下顎神経に咀嚼筋を動かす運動線維を含みます。咀嚼筋は咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋で、側頭筋は下顎を挙上し、後部線維は後退にも働きます。前頭筋、眼輪筋、口輪筋、広頸筋はいずれも表情筋で、顔面神経の運動枝が支配します。名称に部位名が含まれるだけでは神経支配は決まらず、「咀嚼か表情か」で分類することが重要です。したがって選択肢の中で三叉神経支配なのは側頭筋です。
選択肢の確認
1.「前頭筋」は眉を挙げ前額にしわを作る表情筋で、顔面神経の側頭枝などに支配されます。
2.「側頭筋」は下顎を挙上・後退させる咀嚼筋で、下顎神経の深側頭神経支配なので正答です。
3.「眼輪筋」は閉瞼を行う表情筋で、顔面神経支配です。
4.「口輪筋」は口唇を閉鎖・突出する表情筋で、顔面神経支配です。
5.「広頚筋」は頸部皮膚を緊張させ下口唇を引く表情筋で、顔面神経頸枝の支配です。
覚えるポイント
「咬筋・側頭筋・内外側翼突筋=三叉神経V3」、「前頭筋・眼輪筋・口輪筋・広頸筋=顔面神経VII」と対比します。