20PM020|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
蝸牛の断面図の1~5の名称で正しいのはどれか。【別図あり】

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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
蝸牛断面で、前庭階・中央階・鼓室階とコルチ器周辺の位置を読みます。外側壁に縦長に描かれた1が血管条です。
解説
血管条は蝸牛管、すなわち中央階の外側壁にあり、内リンパの高いカリウム濃度と蝸牛内電位の維持に重要です。図の1は外側壁に沿う肥厚部を示すため血管条です。2はコルチ器の上を覆う蓋膜であり、基底板ではありません。基底板はコルチ器の下で中央階と鼓室階を分ける床です。3が指す水平部はその基底板付近で、中央階と前庭階を隔てる斜め上方のライスネル膜ではありません。4の枠内には複数列の外有毛細胞が描かれ、内有毛細胞は内側の一列です。5は蝸牛から出る神経線維・蝸牛神経であり、蝸牛神経核は脳幹内にあります。
選択肢の確認
1.「血管条」は図1の中央階外側壁に位置する組織であり、正答です。内リンパ環境を維持します。
2.「基底板」はコルチ器の下方にある床ですが、図2はコルチ器上方の蓋膜を示すため誤りです。
3.「ライスネル膜」は前庭階と中央階を隔てる斜走膜ですが、図3は基底板付近なので誤りです。
4.「内有毛細胞」は一列ですが、図4は外側に並ぶ複数列の外有毛細胞を囲んでいます。
5.「蝸牛神経核」は脳幹に存在します。図5は蝸牛から出る蝸牛神経線維で、核ではありません。
覚えるポイント
蝸牛管は上がライスネル膜、下が基底板、外側壁が血管条です。コルチ器では内有毛細胞は一列、外有毛細胞は三列、蝸牛神経核は脳幹内です。