20PM071|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
知的障害児に絵記号を用いたAACを導入するときに考慮する事項として優先順位の低いのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
知的障害児へ絵記号AACを導入するときは、意味の分かりやすさ、使う語の身近さ、選択肢数、日常的に持ち運べるかを優先します。大きさは視覚・運動障害がなければ優先度が相対的に低い事項です。
解説
絵記号が写真に近いか抽象的かという具象性は、記号と対象・行為の対応を理解できるかへ直接影響します。本人が日常で頻繁に経験し必要とする親密度の高い語彙から始めると、伝える動機と成功が得やすくなります。絵記号の数は認知負荷と探索時間に関係するため、識別能力に応じて調整します。コミュニケーションエイドを家庭、学校、外出先で常に使うには携帯性も重要です。記号の大きさは視力や視野、手指操作、指さし精度に問題がある場合は重要ですが、知的障害という条件だけから最優先に検討する項目ではありません。個別評価で順位は変わり得ます。
選択肢の確認
1.「絵記号の大きさ」は視覚・運動面に特別な問題がなければ、意味理解や実用性より優先順位が低いため正答です。
2.「絵記号の具象性」は記号と意味を対応付けられるかに直結するため重要です。
3.「語彙の親密度」は本人が理解し、実生活で伝えたい内容を選ぶため優先して考えます。
4.「コミュニケーションエイドの携帯性」は必要な場面で常時使えるかを左右します。
5.「絵記号の数」は選択負荷と探索効率に関係し、認知水準に合わせる必要があります。
覚えるポイント
AACは「分かる記号・使いたい語・選べる数・いつも携帯」を優先します。記号サイズは視覚と運動の個別ニーズで調整します。