20PM074第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

呼吸系

輪状甲状筋の収縮で起こる主な変化はどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

輪状甲状筋は甲状軟骨を輪状軟骨に対して傾け、声帯を長く緊張させます。振動が速くなって基本周波数が上がり、声が高くなります。

解説

輪状甲状筋が収縮すると甲状軟骨と輪状軟骨の前方距離が短くなる一方、甲状軟骨に付く声帯前端と披裂軟骨に付く後端の距離が増し、声帯が伸展・緊張します。弦と同様に長さと張力が増すと振動周期が短くなり、基本周波数が上昇します。声の大きさは主に呼気圧、声門閉鎖、振幅に関係します。声門開大は後輪状披裂筋、内転・閉鎖は外側輪状披裂筋や披裂筋が担います。咽頭腔の狭窄や発声持続時間も輪状甲状筋収縮の直接的主作用ではありません。支配は上喉頭神経外枝です。

選択肢の確認

1.「声が高くなる」は声帯の伸展・緊張により基本周波数が上がるため正答です。
2.「声が大きくなる」は呼気圧や声門閉鎖の影響が大きく、輪状甲状筋の主作用ではありません。
3.「咽頭が狭くなる」は咽頭収縮筋などの作用で、輪状甲状筋の作用ではありません。
4.「声門が開大する」のは唯一の主要外転筋である後輪状披裂筋です。
5.「発声時間が長くなる」は呼吸容量・呼気制御・声門効率で決まり、直接作用ではありません。

覚えるポイント

輪状甲状筋は「声帯を伸ばして高い声」、後輪状披裂筋は「声門を開く」。輪状甲状筋の運動支配は上喉頭神経外枝です。

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