21PM012|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
喫煙の関与が大きい疾患はどれか。 a.喉頭肉芽腫 b.声門癌 c.ポリープ様声帯 d.喉頭乳頭腫 e.喉頭結核
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
喫煙との関連が強いのは声門癌とポリープ様声帯で、b・cを選ぶ。煙の慢性刺激は発癌と声帯粘膜固有層の浮腫の双方に関与する。
解説
喉頭癌、とくに声門癌の主要危険因子は喫煙で、飲酒との相乗作用もある。ポリープ様声帯は長期喫煙者に多く、両側声帯のReinke腔に浮腫性変化が広がる。喉頭肉芽腫は挿管、逆流、発声時の機械刺激、乳頭腫はヒトパピローマウイルス、喉頭結核は結核菌感染が中心である。喫煙が病状へ悪影響を与え得ることと、病因への関与が「大きい」ことを分ける。
選択肢の確認
1.「a,b」:a,bはb声門癌は該当するが、a喉頭肉芽腫の主因は逆流・挿管・接触刺激である。
2.「a,e」:a,eは肉芽腫も喉頭結核も、喫煙を主要な直接病因とする組合せではない。
3.「b,c」:b,cは声門癌の発癌リスクとポリープ様声帯の慢性浮腫に喫煙が強く関与する。
4.「c,d」:c,dはcは関連するが、d喉頭乳頭腫の原因は主にHPV感染である。
5.「d,e」:d,eは乳頭腫がHPV、喉頭結核が結核菌によるため喫煙主要疾患の組ではない。
覚えるポイント
喫煙=喉頭癌・ポリープ様声帯、HPV=乳頭腫、逆流・接触=肉芽腫、結核菌=喉頭結核。