22PM012|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
中咽頭癌と関係の深いウイルスはどれか
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
中咽頭癌、とくに口蓋扁桃や舌根の扁平上皮癌は高リスク型ヒト乳頭腫ウイルスHPVと深く関連します。
解説
HPV16型を中心とする高リスク型HPVは中咽頭扁平上皮癌の重要な原因です。ウイルス蛋白E6・E7がp53、Rbなどの癌抑制経路を阻害して発癌に関与します。HPV関連中咽頭癌は口蓋扁桃・舌根に多く、p16免疫染色などが代替マーカーとして用いられ、喫煙・飲酒関連癌とは疫学や予後が異なります。Epstein-Barrウイルスは上咽頭癌との関係が有名です。ムンプスは耳下腺炎、アデノウイルスは咽頭結膜熱など、水痘・帯状疱疹ウイルスは水痘と神経節潜伏・帯状疱疹に関連し、中咽頭癌の代表原因ではありません。
選択肢の確認
1.「アデノウイルス」は呼吸器感染や咽頭結膜熱を起こしますが、中咽頭癌との代表的関連はありません。
2.「ムンプスウイルス」は流行性耳下腺炎の原因で、中咽頭癌の主要因ではありません。
3.「ヒト乳頭腫ウイルス」は高リスク型が中咽頭癌に深く関連するため正答です。
4.「水痘・帯状疱疹ウイルス」は水痘後に神経節へ潜伏し、再活性化で帯状疱疹を起こします。
5.「Epstein-Barrウイルス」は中咽頭より上咽頭癌との関連を覚えます。
覚えるポイント
「中咽頭=HPV、上咽頭=EBV」。中咽頭では扁桃・舌根、HPV16、p16陽性を一組で整理します。