21PM016第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床神経学

口部ジスキネジアで正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

口部ジスキネジアは抗精神病薬の長期投与後に生じる遅発性ジスキネジアの代表で、口をもぐもぐする、舌を出すなど反復性不随意運動を示す。

解説

ドパミンD2受容体遮断薬の長期使用により受容体過感受性等が形成されると、口唇・舌・下顎・顔面に常同的な運動が出る。高齢者でリスクが高く、減薬だけで消えない場合もある。睡眠中は一般に軽減・消失し、舌痛が本質ではない。運動は舌だけに限らず、口をすぼめる、咀嚼様運動、顔面・四肢・体幹運動へ及ぶこともある。薬剤性パーキンソニズムや急性ジストニアとの発現時期・運動型の違いをみる。

選択肢の確認

1.「睡眠中に出現することが多い。」:睡眠中に多く出るのではなく、不随意運動は通常覚醒時に目立ち睡眠で減弱する。
2.「抗精神病薬の長期投与によって出現しやすい。」:抗精神病薬の長期投与は遅発性口部ジスキネジアの重要な危険因子である。
3.「思春期に発生することが多い。」:思春期に特有でなく、むしろ長期投薬を受ける高齢者などでリスクが高い。
4.「舌の疼痛を伴う。」:舌の疼痛を必須とせず、主症状は痛みでなく反復する不随意運動である。
5.「舌に限局した動きである。」:運動は舌に限局せず、口唇・下顎・顔面や四肢・体幹にも波及し得る。

覚えるポイント

遅発性ジスキネジア=抗精神病薬長期投与+口舌顔面の常同運動。睡眠で軽減し、痛みは必須でない。

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