22AM014第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床神経学

くも膜下出血について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

くも膜下出血は多くが脳動脈瘤破裂で、突然の激しい頭痛と髄膜刺激症状を呈します。血液がくも膜下腔を刺激するため項部硬直などがみられます。

解説

非外傷性くも膜下出血の最多原因は嚢状脳動脈瘤の破裂です。患者は「経験したことのない突然の頭痛」と表現する雷鳴頭痛、悪心・嘔吐、意識障害を呈し、血液による髄膜刺激で項部硬直、Kernig徴候などが現れます。単純CTでは急性血液が脳底槽・Sylvius裂などに高吸収域として描出されます。再出血、脳血管攣縮による遅発性虚血、水頭症が重要な合併症です。局所脳実質を直接破壊する脳内出血に比べ、初発時の片麻痺は必ずしも高頻度ではありません。動静脈奇形も原因になり得ますが最多ではなく、慢性反復性頭痛ではありません。

選択肢の確認

1.「動静脈奇形が最も多い」は誤りで、最多は脳動脈瘤破裂です。
2.「髄膜刺激症状がみられる」はくも膜下血液の刺激による正しい所見です。
3.「再発を繰り返す慢性頭痛」は誤りで、典型は突然発症の雷鳴頭痛です。
4.「CTで低吸収域」は誤りで、急性血液は高吸収域です。
5.「片麻痺の頻度が高い」は脳内出血ほど典型的な初発所見ではありません。

覚えるポイント

SAHは突然の激烈頭痛、髄膜刺激、CT高吸収です。動脈瘤処置後も再出血、血管攣縮、水頭症を監視します。

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