23AM014|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
心原性脳塞栓症の塞栓源で最も多いのはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
心原性脳塞栓症の最も多い塞栓源は心房細動に伴う左房内血栓、特に左心耳血栓である。
解説
心房細動では心房が有効に収縮せず血流が停滞し、左心耳を中心に血栓が形成される。血栓が剥離して大動脈から脳動脈へ流入すると、突然発症し皮質症状を伴う比較的大きな脳梗塞を生じやすい。心筋梗塞後の左室壁運動低下、拡張型心筋症、心臓腫瘍、卵円孔開存を介する奇異性塞栓も原因となるが、一般頻度では非弁膜症性心房細動が最重要である。脈の不整、心電図、心エコーなどで塞栓源と再発リスクを評価する。
選択肢の確認
1.「心筋症」:心筋症では心腔内血流停滞から血栓を作り得るが、心原性脳塞栓の最多原因ではない。
2.「心筋梗塞」:心筋梗塞後は左室壁在血栓が塞栓源になり得るが、一般に心房細動より頻度は低い。
3.「心房細動」:心房細動は左房・左心耳に血栓を形成しやすく、心原性脳塞栓症の最も多い塞栓源である。
4.「心臓腫瘍」:心臓腫瘍、特に粘液腫は塞栓を起こし得るが稀で、最多原因ではない。
5.「卵円孔開存」:卵円孔開存では静脈血栓が右左シャントを通る奇異性塞栓が起こり得るが、頻度上の最多ではない。
覚えるポイント
心房細動→左心耳血流停滞→血栓→脳塞栓。心原性は突然・広範になり得るため抗凝固による再発予防が重要。