24AM015第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床神経学

パーキンソン病の症状でないのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

パーキンソン病の主要な運動症状は、振戦、無動・寡動、筋強剛、姿勢保持障害です。小刻み歩行もこれらから生じますが、筋肥大は特徴ではありません。

解説

パーキンソン病では黒質ドパミン神経の変性により、大脳基底核の運動調節が障害されます。典型的には安静時振戦、動作開始や反復運動が遅く小さくなる無動・寡動、他動運動で抵抗を感じる筋強剛、姿勢反射障害がみられます。歩行では歩幅が小さくなる小刻み歩行、すくみ足、突進現象、腕振りの減少などが現れます。筋強剛は筋緊張の異常であって、筋量が増える筋肥大とは異なります。むしろ活動量低下、加齢、栄養状態などにより廃用性の筋力低下を伴う可能性があります。症状名の「筋」が共通していても、緊張、力、量を区別する必要があります。

選択肢の確認

1.「振戦」は、特に安静時振戦がパーキンソン病の代表的運動症状なので該当します。
2.「無動」は、動作開始困難や動作の遅さとして現れる中核症状であり該当します。
3.「筋肥大」は、筋量が増える状態でありパーキンソン病の特徴ではないため正答です。
4.「筋強剛」は、他動運動時の持続的または歯車様の抵抗としてみられるため該当します。
5.「小刻み歩行」は、歩幅が狭くなり足を細かく運ぶ特徴的な歩行障害なので該当します。

覚えるポイント

四大運動症状は振戦、無動・寡動、筋強剛、姿勢保持障害です。「筋強剛」は筋緊張の異常であり、「筋肥大」や単純な筋力増加ではありません。

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