24AM016第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

形成外科学

口蓋裂の手術法はどれか。 a.三角弁法 b.プッシュバック(push back)法 c.ファーロー法(Furlow)法 d.マンチェスター(Manchester)法 e.マリケン(Mulliken)法

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

術式名を、口蓋裂手術と口唇裂など他部位の形成術に分けます。口蓋裂の代表的な口蓋形成術はプッシュバック法bとファーロー法cなので、「b,c」の選択肢3が正答です。

解説

口蓋裂手術の目的は、口腔と鼻腔を隔てるだけでなく、軟口蓋の筋機能を再建して鼻咽腔閉鎖機能を得て、構音発達を支えることにあります。プッシュバック法は粘膜骨膜弁を後方へ移動して口蓋を延長する考え方をもちます。ファーロー法は対向する二つのZ形成を用い、軟口蓋延長と口蓋帆挙筋の再配列を図る方法です。一方、三角弁法、マンチェスター法、マリケン法は主に口唇裂の形成・修復と関連する術式名として整理します。名称だけを暗記するより、対象部位が口蓋か口唇か、組織を後方移動するのかZ形成を用いるのかを結び付けると判断しやすくなります。

選択肢の確認

1.「a,b」は、bのプッシュバック法は口蓋裂手術ですが、aの三角弁法は口唇裂形成に関連するため誤りです。
2.「a,e」は、三角弁法とマリケン法はいずれも本問で求める口蓋裂の二術式ではありません。
3.「b,c」は、プッシュバック法とファーロー法がともに口蓋裂に対する口蓋形成術なので正しいです。
4.「c,d」は、cは口蓋裂手術ですが、dのマンチェスター法は口唇裂形成に関連するため組合せとして誤りです。
5.「d,e」は、いずれも本問の口蓋裂手術の組合せにはならないため誤りです。

覚えるポイント

口蓋裂は「プッシュバック法・ファーロー法」、口唇裂関連の名称として「三角弁法・マンチェスター法・マリケン法」を対比します。目的は形態閉鎖だけでなく鼻咽腔閉鎖機能の再建です。

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