25PM014|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っているのはどれか a.ピエール・ロバン症候群は上顎が小さいため呼吸困難を生じる b.ピエール・ロバン症候群は口蓋裂を合併することが多い c.頭蓋骨縫合早期癒合症では早期に頭蓋縫合の癒合が始まる d.顔面列ではTessier(テシエ)の分類が知られている e.トリーチャー・コリンズ症候群は上眼瞼の部分欠損が特徴である
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
誤りはaとeである。ピエール・ロバン連鎖は小下顎、舌根沈下、気道閉塞を特徴とし、トリーチャー・コリンズ症候群の眼瞼欠損は上眼瞼でなく下眼瞼に多い。
解説
ピエール・ロバンでは下顎形成不全により舌が後方へ落ち込み、上気道狭窄・呼吸困難を生じ、U字型口蓋裂を合併しやすい。原因を上顎の小ささとするaは解剖を取り違えている。頭蓋骨縫合早期癒合症は一つ以上の縫合が成長期より早く閉鎖し、閉鎖縫合に垂直な頭蓋成長が制限される。顔面裂は正常発生線との位置関係を番号化したTessier分類で記述される。トリーチャー・コリンズでは頬骨・下顎形成不全、下方傾斜した眼裂、下眼瞼コロボーマなどが特徴で、上眼瞼部分欠損ではない。
選択肢の確認
1.「a,b」:誤りの組合せではない。aは誤りだが、口蓋裂を合併しやすいbは正しい。
2.「a,e」:正しい。呼吸困難は小下顎・舌根沈下によるもので、眼瞼欠損は下眼瞼が特徴である。
3.「b,c」:誤り。口蓋裂合併と頭蓋縫合の早期癒合はいずれも正しい。
4.「c,d」:誤り。疾患名の定義とTessier分類の対応は妥当である。
5.「d,e」:誤り。eは誤りだが、顔面裂のTessier分類dは正しい。
覚えるポイント
Pierre Robin=小下顎→舌根沈下→気道閉塞+口蓋裂。Treacher Collins=頬骨・下顎形成不全+下眼瞼コロボーマ。