25PM013|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
糖尿病性ニューロパチーで誤っているのはどれか
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
糖尿病性多発ニューロパチーは末梢神経障害で、遠位部優位の感覚障害と腱反射低下を示す。腱反射亢進は上位運動ニューロン徴候であり誤り。
解説
慢性高血糖に伴う代謝・微小血管障害により、長い末梢神経から障害されるため、足先から始まり進行すると手にも及ぶ手袋・靴下型の左右対称性感覚障害となる。しびれ、灼熱痛、電撃痛など自覚的異常感覚が強い一方、痛覚低下から外傷・潰瘍に気づきにくいこともある。アキレス腱反射などは低下・消失し、進行すれば運動神経障害による筋力低下・筋萎縮も生じる。腱反射亢進や病的反射は錐体路障害を考える所見で、糖尿病性末梢ニューロパチーの典型と逆である。
選択肢の確認
1.「腱反射が亢進」:誤りで正答。末梢反射弓の障害により反射は低下・消失する。
2.「自覚的異常感覚が強い」:正しい。しびれ・疼痛・灼熱感などが目立つことがある。
3.「進行すると筋力低下」:正しい。運動線維障害が加われば遠位筋力も低下する。
4.「手袋・靴下型感覚障害」:正しい。長さ依存性の左右対称多発神経障害を反映する。
5.「上肢より下肢が強い」:正しい。長い神経ほど早く障害され、足から症状が出やすい。
覚えるポイント
末梢神経障害は「遠位優位・手袋靴下型・反射低下」。反射亢進なら中枢錐体路病変を鑑別する。