26AM014|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
神経鞘腫が好発するのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
神経鞘腫はシュワン細胞から発生する良性腫瘍で、頭蓋内では第VIII脳神経、とくに前庭神経に最も好発する。内耳道から小脳橋角部へ進展し、一側性難聴・耳鳴・平衡障害を来す。
解説
前庭神経鞘腫では緩徐進行する左右差のある感音難聴、語音明瞭度低下、耳鳴が初発になりやすい。腫瘍が大きくなると顔面神経、三叉神経、小脳・脳幹を圧迫する。視神経にはシュワン細胞性髄鞘がなく、視神経鞘腫という典型はない。動眼・外転・顔面神経にも神経鞘腫は起こり得るが、頻度は前庭神経が突出して高い。
選択肢の確認
1.視神経:誤り。中枢神経系の一部でオリゴデンドロサイトが髄鞘を作り、典型的発生部位でない。
2.動眼神経:まれに生じ得るが、好発神経ではない。
3.外転神経:まれであり、代表的好発部位ではない。
4.顔面神経:顔面神経鞘腫はあるが、前庭神経より少ない。
5.前庭神経:正しい。頭蓋内神経鞘腫の代表で、内耳道・小脳橋角に生じる。
覚えるポイント
神経鞘腫といえばVIII前庭神経。片側感音難聴、語音明瞭度不良、耳鳴から後迷路性病変を疑う。