25PM023第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床神経学

ハンチントン病の不随意運動はどれか

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

ハンチントン病の代表的不随意運動は、四肢・顔面・体幹へ流れるように不規則で素早い運動が移る舞踏運動である。

解説

ハンチントン病はHTT遺伝子のCAG反復伸長による常染色体優性遺伝疾患で、線条体を中心とする大脳基底核変性から舞踏運動、精神症状、認知機能低下を生じる。舞踏運動は予測不能で一見目的的な動作へ紛れ込むように現れ、持続的な姿勢異常ではない。姿勢時振戦は肢位保持時の律動運動、アテトーゼはゆっくりねじれる運動、ジストニアは持続性・反復性筋収縮による異常姿勢、チックは一時的に抑制可能な急速反復運動・発声である。速度、律動性、持続性、抑制可能性で区別する。

選択肢の確認

1.「舞踏病」:正しい。ハンチントン病を特徴づける不規則で速い舞踏運動である。
2.「姿勢時振戦」:誤り。本態性振戦等でみられる律動的なふるえである。
3.「アテトーゼ」:誤り。四肢遠位などのゆっくり持続する捻転運動で、典型像と異なる。
4.「ジストニア」:誤り。持続筋収縮による反復運動・異常姿勢を主体とする。
5.「チック」:誤り。急速で反復性、前駆感覚と一時的抑制を伴い得る運動である。

覚えるポイント

ハンチントン=舞踏運動+精神症状+認知低下+常染色体優性。舞踏は「速い・不規則・流れるよう」と覚える。

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