22AM022第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床神経学

初期アルツハイマー病で血流低下がみられる部位はどれか a.前部帯状回 b.後部帯状回 c.楔前部 d.中心前回 e.島

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

初期Alzheimer病では、記憶ネットワークに属する後部帯状回と楔前部で早期から代謝・血流が低下します。bとcの組合せです。

解説

Alzheimer病の機能画像では、内側側頭葉病変に加え、後部帯状回、楔前部、側頭頭頂連合野に左右対称性の血流・糖代謝低下がみられます。後部帯状回と楔前部はdefault mode networkの重要結節で、エピソード記憶の想起や自己関連処理に関与し、早期診断を支える所見です。前部帯状回は意欲・情動・認知制御に関係し、前頭側頭型認知症など別のネットワーク障害で注目されます。中心前回は一次運動野で、初期Alzheimer病では比較的保たれます。島は味覚・内受容・salience networkに関係し、本問の典型的早期低下部位ではありません。構造画像だけでなくSPECTやFDG-PETの分布を理解します。

選択肢の確認

1.「a,b」は後部帯状回bは該当しますが、前部帯状回aは典型的組合せではありません。
2.「a,e」は前部帯状回と島で、初期Alzheimer病の代表分布ではありません。
3.「b,c」は後部帯状回と楔前部がともに早期血流低下部位で正答です。
4.「c,d」は楔前部cは該当しますが、中心前回dは比較的保たれます。
5.「d,e」は一次運動野と島であり、求める分布と異なります。

覚えるポイント

初期ADの機能画像は後部帯状回・楔前部・側頭頭頂連合野です。一次運動野・一次感覚野は比較的後期まで保たれます。

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