21PM072|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
注意欠如・多動性障害児の特性に合わせた学校環境の調整で誤っているのはどれか。 a.習字や図画を目につく場所に貼る。 b.座席は教師のそばにする。 c.机には必要なものだけおく。 d.スケジュール表を活用する。 e.言語指示を詳細に行う。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
ADHD児には視覚的な余分な掲示を減らし、指示は短く具体的にする。作品を目につく場所へ多数貼るaと、詳細な言語指示eが不適切である。
解説
教師の近くの座席は注意喚起を得やすく、窓・廊下等の刺激から離せる。机上を課題に必要な物だけにすると選択刺激と片付け負担が減る。スケジュール表は活動の順序と終了を視覚化し、ワーキングメモリを補う。一方、目立つ掲示は視線を奪い、長く詳細な口頭説明は保持できず要点を失いやすい。短い一指示、視覚カード、復唱確認、課題の小分けが有効である。
選択肢の確認
1.「a,b」:a,bはb教師そばは適切だが、a目立つ掲示物は注意を逸らすため不適切である。
2.「a,e」:a,eは余分な掲示と詳細な長い口頭指示で、どちらも注意・保持の負荷を増す。
3.「b,c」:b,cは教師のそば、机上を必要物に限定するという適切な環境調整である。
4.「c,d」:c,dは刺激を減らす机上整理と見通しを示すスケジュールで、どちらも適切である。
5.「d,e」:d,eはdは適切だが、e言語指示は詳細化より短く一つずつ提示する。
覚えるポイント
ADHDの教室は「刺激を減らす・見通しを見せる・指示を短く・課題を小分け」にする。