22AM068第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

自閉症スペクトラム障害のスクリーニングを目的としているのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

M-CHATは乳幼児健診等で自閉症スペクトラム障害の可能性を拾い上げる保護者回答式スクリーニングです。診断補助検査や教育評価とは目的が異なります。

解説

M-CHATはModified Checklist for Autism in Toddlersの略で、共同注意、指さし、対人反応などについて保護者に尋ね、自閉症スペクトラム障害のリスク児を早期に抽出します。陽性は診断確定ではなく、追跡質問や専門的発達評価につなげる合図です。ADI-Rは養育者への詳細な半構造化面接、ADOS-2は標準化された対人的場面で行動を観察する診断補助尺度です。AAPEPは自閉症のある青年・成人の能力や生活・職業面を評価し支援計画へ用います。FOSCOMもコミュニケーション行動等の評価枠組みで、乳幼児集団を簡便に拾い上げるM-CHATとは役割が異なります。

選択肢の確認

1.「AAPEP」は青年・成人の教育・生活・職業能力評価で、乳幼児スクリーニングではありません。
2.「ADI-R」は養育者面接による詳細な診断補助評価です。
3.「ADOS-2」は直接観察による標準化された診断補助検査です。
4.「M-CHAT」は幼児の自閉症リスクを拾い上げる目的で用いられ、正答です。
5.「FOSCOM」はコミュニケーション等の行動評価で、ここで問う代表的スクリーニングではありません。

覚えるポイント

スクリーニングは疑い例の抽出で、確定診断ではありません。M-CHAT陽性後は発達歴、直接観察、聴覚・言語評価を含む精査へつなげます。

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