22PM066|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
注意欠如・多動性障害で誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
ADHDでは不注意・多動性・衝動性に伴う失敗や叱責が重なり、自己評価が低下しやすいことが臨床上の問題です。「自己評価の高い人が多い」は誤りです。
解説
注意欠如・多動症では、持続的注意の困難、忘れ物、課題の抜け、整理の苦手さ、気の散りやすさ、衝動的行動などが生活の複数場面に現れます。運転時にも注意の逸脱や衝動性が影響し、事故リスクが高まることがあります。書類の記入漏れや締切忘れは成人期にもみられる不注意症状です。本人は能力がないから失敗するのではなく、実行機能や注意調整の特性により「分かっていても実行が安定しない」ことがあります。周囲からの否定的評価を繰り返し受けると、自尊感情・自己効力感が低下し、二次的な不安や抑うつを伴うこともあります。
選択肢の確認
1.失敗経験や叱責の蓄積で自己評価が低くなりやすく、「高い人が多い」は誤りです。
2.不注意・衝動性により交通事故リスクが上がることがあります。
3.細部への注意や見直しの困難から記入漏れが起こりやすいです。
4.物品管理や作業記憶の困難から忘れ物が多くなります。
5.外的刺激や内的思考へ注意が移りやすいのは代表的症状です。
覚えるポイント
ADHD支援では行動だけを責めず、環境構造化・外部手掛かり・短く具体的な指示で成功体験を増やします。