22PM072第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

注意欠如・多動性障害児への対応として適切でないのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

ADHD児の小さな身体運動をその都度注意すると、課題の流れを止め否定的注目を増やします。学習を妨げない動きは許容し、重要な行動目標に絞ります。

解説

ADHD児への対応では、注意を向けさせてから短く具体的な指示を出し、一度に求める内容を絞ります。長時間一つの活動を続けるより、達成可能な短い課題を組み合わせ、区切りごとに成功を具体的に認める方が注意を維持しやすくなります。目標は本人が取り組める難度から設定し、少しずつ伸ばします。手足を動かすことは覚醒を調整し話を聞く助けになっている場合もあります。安全や他者の学習を妨げない限り逐一叱らず、必要なら静かに動かせる物、座席、短い運動休憩など環境を調整します。すべての多動をゼロにするのではなく、機能的な参加を目標にします。

選択肢の確認

1.名前を呼ぶ、視線を得るなど注意喚起後の指示は有効です。
2.短時間で達成できる複数活動は集中の切替と成功経験を支えます。
3.取り組みやすい小目標は意欲と自己効力感を高めます。
4.軽微な手足の動きを毎回注意する対応は過剰で、否定的相互作用を増やすため不適切です。
5.注意は短く、具体的で、一度に一つのポイントに絞ります。

覚えるポイント

ADHD支援は「注目を得る・短く言う・見える化する・小さく達成・すぐ認める」。問題のない自己調整行動は許容します。

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