23AM067第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

特異的言語発達障害に併発しやすいのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

特異的言語発達障害では、言語以外の神経発達上の弱さとして注意欠如・多動性障害を併発しやすい。

解説

特異的言語発達障害(現在の発達性言語症に近い概念)は、知的能力、聴力、明らかな神経疾患だけでは説明できない言語獲得の持続的困難を指す。注意、実行機能、学習などの神経発達特性が重なりやすく、ADHDの不注意・衝動性を併発する例がある。自閉症スペクトラム障害、知的能力障害、聴覚障害、脳性麻痺はそれ自体が言語発達遅滞を説明し得る主要病態で、古典的な『特異的』診断では除外・鑑別条件として扱われる。併存を見逃さず支援環境を調整する。

選択肢の確認

1.「自閉症スペクトラム障害」:自閉症スペクトラム障害は社会的コミュニケーションと限定反復行動を中核とし、古典的SLIの除外・鑑別対象である。
2.「知的能力障害」:知的能力障害による全般的発達遅滞で言語遅延を説明できる場合、特異的言語発達障害とはしない。
3.「注意欠如・多動性障害」:注意欠如・多動性障害は言語発達障害と併発しやすく、課題参加や語用にも影響する。
4.「聴覚障害」:聴覚障害は言語入力不足の原因となるため、特異的言語発達障害の診断前に聴力評価で除外する。
5.「脳性麻痺」:脳性麻痺は運動・神経学的病態により発話言語を障害し得て、古典的な特異的障害とは分ける。

覚えるポイント

SLI/DLDではADHD・学習面の併存を確認する。聴覚・知的・ASD・明らかな神経運動疾患は鑑別する。

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