23AM073|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
学校における合理的配慮について誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
合理的配慮は必要かつ合理的な変更・調整であり、学校へ過重な負担を課さない範囲で提供する。負担の程度に関わらず必ず便宜を図るという記述は誤る。
解説
合理的配慮は障害による社会的障壁を取り除き、他の児童生徒と平等に教育へ参加できるよう、個別の意思・ニーズに応じて行う変更や調整である。インクルーシブ教育に不可欠で、障害者差別解消法の枠組みに位置付けられる。当事者・保護者から意思表明があった場合は建設的対話を行い、学校の人的・物的体制、費用、安全、教育目的への影響等を検討する。過重な負担に当たる場合も一方的に拒否せず、実行可能な代替案を協議するが、負担を無制限に無視する制度ではない。
選択肢の確認
1.「インクルーシブ教育の実現のために必要である。」:合理的配慮は障害のある子どもが共に学ぶインクルーシブ教育を実現するため必要である。
2.「障害者差別解消法によって規定された。」:障害者差別解消法は不当な差別的取扱いの禁止と合理的配慮の枠組みを定める。
3.「学校の負担の程度に関わらず必要な便宜を図る。」:学校の負担を全く考慮しないという記述は誤りで、過重な負担にならない範囲で個別に検討する。
4.「当事者から援助を求める意思表示があった場合は対応する。」:当事者側から援助ニーズの意思表示があれば、学校は対話して具体的な配慮を検討する。
5.「社会的な障壁を取り除き社会参加しやすくする。」:教材・情報・環境等の社会的障壁を除き、授業・行事・人間関係への参加を保障する。
覚えるポイント
合理的配慮=個別ニーズ+建設的対話+過重負担でない調整。困難時も代替案を探す。