22PM068|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
3歳0か月児、遠城寺式乳幼児分析的発達検査法の結果を示す。正しいのはどれか。【別図あり】

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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
遠城寺式では、各領域の○(通過)と×(不通過)を年齢段階に沿って換算し、領域別発達年齢を求めます。原図を読むと、対人関係と言語理解の換算後の発達年齢が同じになるため4が正答です。
解説
原図は移動運動、手の運動、基本的習慣、対人関係、発語、言語理解の6列で、生活年齢は3歳0か月です。単に最も高い位置の○を発達年齢とするのでなく、下位項目の連続通過を基礎に、上位の○と下位の×も所定の方法で加減して換算します。図では移動運動に2歳6か月より上位の通過項目があり、基本的習慣は3歳台の課題に不通過が続きます。発語では自分の姓名を言う項目が通過しており、2歳3か月にとどまりません。手の運動も3歳台以降に複数の不通過があり、「手の運動だけが生活年齢を上回る」とは読めません。一方、対人関係と言語理解は○・×の分布を換算すると同じ発達年齢になります。
選択肢の確認
1.移動運動は、2歳6か月より上位の「立ったままでぐるっと回る」などにも○があり、発達年齢2歳6か月とはなりません。
2.手の運動列は3歳台以降の複数項目が×であり、手の運動だけが発達指数100超というプロフィールではありません。
3.基本的習慣は「上着を自分で脱ぐ」「顔をひとりで洗う」などが×で、発達年齢3歳0か月とは換算されません。
4.対人関係と言語理解は、各列の通過・不通過を換算した発達年齢が同じになるため正答です。
5.発語では「自分の姓名を言う」に○が付いており、発達年齢2歳3か月という読みは不適切です。
覚えるポイント
遠城寺式のDIは発達年齢DA÷生活年齢CA×100です。散在する○・×があるときは最高通過項目だけで決めず、検査法の換算規則で領域別DAを求めます。