22PM065第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

小児科学

妊婦が感染すると児に知的障害のリスクが高い感染症はどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

妊娠中の梅毒は胎盤を介して胎児へ感染し、先天梅毒を起こします。中枢神経障害を含み、児の発達・知的機能に重大な影響を及ぼし得ます。

解説

梅毒トレポネーマは妊婦から胎盤経由で胎児へ感染し、流産・死産、早産、先天梅毒を引き起こします。先天梅毒では肝脾腫、皮膚粘膜病変、骨病変のほか、中枢神経系、聴覚、視覚などが障害され、未治療では発達遅滞や知的障害につながる危険があります。そのため妊婦健診での梅毒検査と、診断時の適切なペニシリン治療が重要です。水痘も妊娠時期によって先天性水痘症候群を生じ得ますが頻度は低く、本設問が代表的な胎内感染と知的障害リスクの組合せとして問うのは梅毒です。インフルエンザ、マイコプラズマ、流行性耳下腺炎はこの選択肢中の代表ではありません。

選択肢の確認

1.インフルエンザは妊婦の重症化に注意しますが、代表的な先天感染症として選びません。
2.梅毒は経胎盤感染し、先天梅毒による神経発達障害を生じ得るため正答です。
3.マイコプラズマは主に呼吸器感染症で、代表的な先天性知的障害原因ではありません。
4.水痘は胎児影響を生じ得ますが、本設問の代表解は梅毒です。
5.流行性耳下腺炎は胎児知的障害の代表的原因ではありません。

覚えるポイント

先天感染症はTORCHを軸に整理します。梅毒は胎盤感染し、妊娠中の検査と早期治療で児への感染予防を図ります。

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