23AM009第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

小児科学

ネフローゼ症候群でみられるのはどれか。 a.タンパク尿 b.脂質異常症(高脂血症) c.排尿痛 d.頻尿 e.浮腫

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

ネフローゼ症候群の主要所見は大量蛋白尿、低蛋白血症に伴う浮腫、肝での脂質合成増加による高脂血症である。a・b・eを選ぶ。

解説

糸球体濾過障壁が障害されるとアルブミンを中心とする蛋白が大量に尿へ失われる。血漿膠質浸透圧が低下して水分が血管外へ移り、循環血漿量変化やナトリウム貯留も加わって浮腫となる。肝臓は低蛋白状態を補おうとして蛋白・リポ蛋白合成を増やし、脂質異常症を来す。排尿痛と頻尿は膀胱炎など下部尿路刺激症状で、ネフローゼの糸球体障害を特徴づけない。尿量は病期や治療で変わるが『頻尿』を主要所見とはしない。

選択肢の確認

1.「a,b,c」:a,b,cは蛋白尿と脂質異常症はみられるが、排尿痛は下部尿路炎症の症状である。
2.「a,b,e」:a,b,eの大量蛋白尿、高脂血症、浮腫はネフローゼ症候群の代表的所見である。
3.「a,d,e」:a,d,eは蛋白尿と浮腫は合うが、頻尿は主要診断所見ではない。
4.「b,c,d」:b,c,dは高脂血症のみが合い、排尿痛・頻尿は膀胱刺激症状である。
5.「c,d,e」:c,d,eは浮腫のみが合い、排尿痛と頻尿をネフローゼの特徴とはしない。

覚えるポイント

蛋白尿→低アルブミン→膠質浸透圧低下→浮腫、肝代償→高脂血症という因果連鎖で覚える。

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