24AM009|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
小児の心身症について誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
小児の心身症では、身体症状と心理社会的要因の関係、好発年齢・性差を整理します。起立性調節障害は思春期に多いものの、「中学生以降の男子に多い」という性別の記述が不適切です。
解説
心身症は、身体疾患の発症や経過に心理社会的因子が密接に関与する状態です。小児喘息では気道炎症などの身体的基盤があり、心理的ストレスが発症・増悪の一因となることがあります。起立性調節障害は自律神経系の調節不全により、起立時のめまい、動悸、倦怠感、朝の起床困難などを呈し、思春期に好発しますが、女子に多い傾向があるため選択肢2は誤りです。過敏性腸症候群には下痢型、便秘型、混合型などがあり、心理的負荷で症状が変動し得ます。神経性やせ症では肥満への恐怖ややせ願望を背景に摂食制限が進みます。チックもストレスで出現・増悪することがありますが、本人の意思や養育だけに原因を求めないことが大切です。
選択肢の確認
1.「小児喘息は心理的ストレスで発症することがある」は、ストレスが発症・増悪因子になり得るため正しい記述です。
2.「起立性調節障害は中学生以降の男子に多い」は、思春期に多い点はよいものの女子に多い傾向と合わず、誤りなので正答です。
3.「過敏性腸症候群は下痢型、便秘型等がある」は、便通パターンによる分類として正しいです。
4.「神経性やせ症はやせ願望があり極端なダイエットで発症する」は、典型的な心理・行動特徴を示しており正しいです。
5.「チック症で心理的ストレスは発症要因の一つ」は、ストレスが誘発・増悪に関与し得るため正しいです。
覚えるポイント
起立性調節障害は思春期に好発し、女子に多い傾向があります。心身症では身体的病態を否定せず、心理社会的因子が発症や経過へどう関わるかを捉えます。