23AM010|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
うつ病の症状ではないのはどれか
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
誇大妄想は自分の能力・地位を過大評価する躁状態に典型的で、うつ病では微小妄想、罪業妄想、貧困妄想がみられやすい。
解説
うつ病の中核は抑うつ気分と興味・喜びの喪失で、睡眠障害、食欲・体重変化、易疲労、精神運動制止、集中困難、無価値感、希死念慮などを伴う。重症では自分は罪深い、破産した、重病であると確信する気分一致性妄想が生じ得る。誇大妄想は自分が特別な力・富・地位をもつと確信するもので、気分高揚、活動性増大、睡眠欲求減少などを示す躁病エピソードと整合する。自殺念慮は緊急の安全評価を要する。
選択肢の確認
1.「睡眠障害」:睡眠障害は入眠困難、早朝覚醒、過眠などとしてうつ病で頻繁にみられる。
2.「抑うつ気分」:抑うつ気分は興味・喜びの喪失と並ぶうつ病の中核症状である。
3.「食欲減退」:食欲減退と体重減少は自律・身体症状としてうつ病に伴い得る。
4.「誇大妄想」:誇大妄想は気分が高揚する躁状態に典型的で、うつ病の代表症状ではない。
5.「自殺念慮」:自殺念慮はうつ病で起こり得る重大症状で、具体性・手段・切迫性を直ちに評価する。
覚えるポイント
うつ病の妄想は自己を低く見る微小・罪業・貧困、躁病は誇大。気分と妄想内容の方向を一致させる。