23PM008第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

精神医学

統合失調症について正しいのはどれか。 a.生涯罹患率は約0.85%(0.5~1%)である。 b.発症頻度に性差はない。 c.患者の70~80%は30歳以後に発病する。 d.健常者と比べて長寿である。 e.病因の一つとして中枢のドパミン減少仮説がある。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

統合失調症の生涯罹患率は約0.5~1%で性別の発症頻度は概ね同程度である。a・bが正しい。

解説

発症は男性でやや早く、全体として青年期~成人早期が多いため、70~80%が30歳以後という記述は誤る。身体疾患、喫煙、自殺等の影響で平均寿命は健常者より短い。病因モデルの一つは中脳辺縁系等のドパミン機能過剰仮説であり、単純な中枢ドパミン減少ではない。遺伝脆弱性と環境ストレスを含む多因子疾患として理解する。

選択肢の確認

1.「a,b」:a,bは生涯罹患率約0.5~1%と、発症頻度に大きな性差がないという正しい組である。
2.「a,e」:a,eはaは正しいが、eはドパミン減少でなく機能過剰仮説が陽性症状と関係する。
3.「b,c」:b,cはbは正しいが、cは多くが30歳以前の若年成人期に発症するため誤る。
4.「c,d」:c,dは発症年齢も寿命も記述が逆で、患者の寿命は平均的に短い。
5.「d,e」:d,eは長寿でもドパミン減少でもなく、両方不適切である。

覚えるポイント

統合失調症は約1%、若年発症、性別頻度は概ね同じ、寿命短縮、ドパミン過剰仮説。

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