22AM006|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
二次性高血圧の原因でないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
二次性高血圧は腎血管性または昇圧ホルモン過剰で生じます。下垂体機能低下症では副腎・甲状腺機能も低下し、むしろ低血圧傾向となるため原因ではありません。
解説
腎動脈狭窄では腎灌流圧低下を腎が循環血液量不足と判断し、レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系が活性化して高血圧になります。褐色細胞腫はカテコラミン過剰により発作性または持続性高血圧、頭痛、動悸、発汗を来します。Cushing症候群ではコルチゾール過剰が血管反応性や鉱質コルチコイド作用を高めます。原発性アルドステロン症はナトリウム貯留と循環血液量増加を起こし、低カリウム血症を伴い得ます。下垂体機能低下ではACTH低下による副腎皮質機能低下やTSH低下が生じ、倦怠感、低ナトリウム血症、低血圧を呈しやすく、代表的な二次性高血圧原因ではありません。
選択肢の確認
1.「腎動脈狭窄」はRAA系活性化による腎血管性高血圧の原因です。
2.「褐色細胞腫」はカテコラミン過剰による内分泌性高血圧を生じます。
3.「コルチゾン分泌腫瘍」はCushing症候群として高血圧の原因になります。
4.「原発性アルドステロン症」は体液量増加により高血圧を来します。
5.「下垂体機能低下症」は低血圧傾向で、二次性高血圧の原因でないため正答です。
覚えるポイント
治療抵抗性高血圧では腎動脈、アルドステロン、カテコラミン、コルチゾールを考えます。下垂体機能低下は昇圧ホルモン過剰と逆です。