23AM006第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

内科学

貧血について誤っている組合せはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

悪性貧血は胃内因子欠乏によるビタミンB12吸収障害で起こり、ビタミンB6欠乏との組合せは誤りである。

解説

貧血は赤血球産生材料、造血刺激、骨髄、赤血球寿命のどこが障害されたかで整理する。鉄欠乏では貯蔵鉄を反映する血清フェリチンが低下する。悪性貧血では自己免疫性胃粘膜障害などで内因子が欠乏し、回腸でビタミンB12を吸収できず巨赤芽球性貧血となる。腎不全ではエリスロポエチン産生不足、溶血では赤血球破壊亢進、再生不良性貧血では骨髄低形成による汎血球減少を示す。B6欠乏は鉄芽球性貧血などと関連する。

選択肢の確認

1.「鉄欠乏性貧血 ――― 血清フェリチン低下」:鉄欠乏性貧血では貯蔵鉄が枯渇するため、血清フェリチンは低下する。
2.「悪性貧血 ――― ビタミンB6欠乏」:悪性貧血の原因はビタミンB12欠乏であり、ビタミンB6欠乏との組合せが誤っている。
3.「腎性貧血 ――― エリスロポエチン欠乏」:腎性貧血は腎でのエリスロポエチン産生が不足し、骨髄の赤血球産生刺激が弱まって起こる。
4.「溶血性貧血 ――― 赤血球破壊亢進」:溶血性貧血は赤血球寿命が短縮し、血管内または脾臓等での破壊が亢進する。
5.「再生不良性貧血 ――― 骨髄低形成」:再生不良性貧血は造血幹細胞・骨髄の低形成により赤血球だけでなく白血球・血小板も減る。

覚えるポイント

鉄欠乏=フェリチン↓、悪性=B12、腎性=EPO↓、溶血=破壊↑、再生不良=骨髄低形成。

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