22AM097|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
補聴器のハウリング抑制に用いられるのはどれか。 a.逆位相方式 b.周波数シフト方式 c.ノンリニア増幅方式 d.パルスノイズサプレッサー機能 e.マルチチャンネル方式
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
補聴器のハウリングは受話器出力がマイクへ戻る正帰還です。戻り音を推定して逆位相信号で打ち消す方式と、周波数をわずかにずらして帰還条件を崩す方式が用いられます。
解説
音響利得がイヤモールド等の実耳挿入利得を含む帰還損失を上回ると、特定周波数で持続的な発振音が生じます。逆位相方式ではフィードバック経路を適応的に推定し、マイク入力に混入した帰還成分と反対位相の信号を生成して相殺します。周波数シフト方式は出力周波数をわずかに変え、入力と出力が同一周波数で循環して発振する条件を避けます。ノンリニア増幅は入力レベルに応じた圧縮、パルスノイズサプレッサーは衝撃性雑音の抑制、マルチチャンネルは帯域別の利得・圧縮調整であり、ハウリング抑制そのものの方式名ではありません。
選択肢の確認
1.「a,b」は逆位相方式と周波数シフト方式がともにハウリング抑制に用いられ、正答です。
2.「a,e」は逆位相aは該当しますが、マルチチャンネルeは帯域別調整です。
3.「b,c」は周波数シフトbは該当しますが、ノンリニア増幅cは圧縮特性です。
4.「c,d」は非線形増幅とパルス雑音抑制で、帰還抑制の組合せではありません。
5.「d,e」は衝撃雑音抑制と帯域分割で、ハウリング対策ではありません。
覚えるポイント
ハウリング対策はまず耳栓の適合、音漏れ、耳垢、チューブ等を確認し、デジタル帰還抑制を併用します。雑音抑制とは別機能です。