22PM008|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
細部にこだわって説明し、なかなか主題にたどり着かない思路(思考過程)の障害はどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
細部や枝葉の説明が多く回り道をするものの、最終的には主題へ到達する思考過程を迂遠といいます。
解説
迂遠、circumstantialityでは、質問への回答に不要な背景や細部を過剰に盛り込み、なかなか要点へ進みませんが、話を追うと最後には当初の目的・結論へ戻ります。連合弛緩は観念同士の論理的つながりが弱くなり、話の意味を追いにくくなる状態です。思考途絶は話している途中で思考が突然停止し、沈黙する現象です。観念放逸は話題が次々と移って目的へ戻りにくく、躁状態でみられます。思考制止は思考の速度や産出が遅く、考えが進まない状態で、うつ病などにみられます。主題へ最終的に到達するかが迂遠と脱線・放逸を分ける手掛かりです。
選択肢の確認
1.「迂遠」は細部を過剰に話して遠回りするが最終的に主題へ達する状態なので正答です。
2.「連合弛緩」は観念の論理的つながりが緩み、文脈が理解しにくくなる状態です。
3.「思考途絶」は思考と発話が突然中断する現象です。
4.「観念放逸」は連想で話題が速く移り、目的から離れていく躁状態の思考です。
5.「思考制止」は思考の進行が遅く、内容が出にくい状態です。
覚えるポイント
迂遠は「遠回りしても到着」、観念放逸は「次々移って戻らない」、途絶は「突然止まる」、制止は「進みが遅い」です。