24AM011|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
運動負荷を伴うリハビリテーション治療を実施しないのはどれか。 a.体温 39°C b.安静時脈拍数 60/分 c.安静時酸素飽和度 95% d.安静時拡張期血圧 90mmHg e.安静時収縮期血圧 60mmHg
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
運動負荷前の安静時バイタルから、発熱による全身負荷と循環不全を示す低血圧を見抜きます。39℃の高熱aと収縮期血圧60mmHgのeでは運動を実施せず、組合せは選択肢2です。
解説
運動療法の前には体温、脈拍、血圧、酸素飽和度、呼吸状態、意識や自覚症状を確認します。39℃の高熱では感染症や炎症によって代謝・酸素需要が増し、脱水や循環動態悪化のおそれもあるため、運動負荷を加える状況ではありません。収縮期血圧60mmHgは著しい低血圧で、運動に必要な臓器灌流を確保できない危険があり、原因評価と全身管理が優先です。安静時脈拍60/分は一般的な範囲、SpO2 95%は単独では運動中止を決める重度低酸素ではありません。拡張期血圧90mmHgは高めですが、この値だけで直ちに運動を禁止する所見とはせず、収縮期血圧や症状も含めて判断します。
選択肢の確認
1.「a,b」は、39℃のaでは実施しませんが、脈拍60/分のbは安静時として許容されるため誤りです。
2.「a,e」は、高熱と著しい収縮期低血圧がともに運動を見合わせる所見なので正しいです。
3.「b,c」は、脈拍60/分とSpO2 95%はいずれも単独で運動非実施とする値ではありません。
4.「c,d」は、SpO2 95%と拡張期血圧90mmHgだけでは、全身状態が安定していれば絶対的な非実施条件とはなりません。
5.「d,e」は、eは危険な低血圧ですが、dは同程度の中止所見ではないため組合せとして誤りです。
覚えるポイント
運動前は数値を個別に暗記するだけでなく、高熱は代謝負荷、著しい低血圧は灌流不全という病態で考えます。異常時は運動より原因評価と安全確保を優先します。